挨拶の効果がある

幼稚園の制服には挨拶の効果がある


幼稚園では制服を取り入れている園と、私服や体操服で登園する園があります。制服のある幼稚園に通う園児や保護者は、制服で登園、後園する際にすれ違う人や出会う人に対して、どこの幼稚園に通っているのだという素性に近い部分をさらけ出して歩いているのだという自覚が強く働くため、心証をよくしたいという観点からも、自ら挨拶をする人が多くなります。また、同じ制服を着ている人を見かければ、話をした事がなくとも同じ幼稚園であるという事が分かるため、お互いに声をかけたり挨拶がしやすいという事もあります。また、挨拶だけでなく信号を守ったり横断歩道を渡るなどの交通ルールを守らなければならないという社会的な意識も高くなります。これも人に見られているという自覚が、事故に合わないためというだけでなく、道路を正しく歩いているかどうかを人に見られているかもしない、という気持ちが更に強くしているものと考えられています。それから園児の間では、同じユニフォームを着ている事に仲間意識や連帯感が生まれたり親しみが湧いたりするため、年齢や学年が違っていても話しやすい相手であるように認識し、幼稚園という場所だけでなく、公園や離れた街角で会った際にも目につくため、話をしやすい環境が作られている事になります。またこの期間、つまり初めて家族から離れた上での集団生活が始まる幼稚園での3歳から6歳という時期に習慣化されたものは大人になるまで続く事柄も多いため、人に会ったら挨拶をする、声をかけてみるものであるという考えが無自覚のうちに常識化され、潜在的に意識している子供達にとって、小学校、中学校などで出会う初めての人達や近所の人達にも声かけや挨拶する事に対してのハードルが低くなり、苦手意識を持ちにくくなります。そのために新しい環境に馴染めないという事が少なく、知らない人達の場に入っていく事に困難を感じないため、順応しやすい基質になります。さらには、自分が卒園後に街で見かける在園生に対しても、自分の後輩であるという事が制服を着用している事から一目瞭然であるため、その事を話題に声をかける事ができる、もしくは気にかける事ができり、何か万一のトラブルに巻き込まれそうであるのを見かけると行動をおこしやすい事もありますし、在園児の立場からであれば、その様子を見かけられた場合、側にいた人達の記憶にも残りやすく、トラブルを回避、解決しやすいといった側面があります。